第13章 学院生活

入学式は講堂で行われた。全校の教職員と生徒を丸ごと飲み込めるほどの広さで、三つの学科の学生がそれぞれ区画を分けて座る。上級生は後方、新入生は前方。段々に並ぶ席の中、アリシアが腰を下ろしたとき、隣の通路の向こうからユゴスの視線が、あるのかないのか分からない程度に一度だけ撫でていった。彼女は気づかなかったふりをして、視線ひとつ動かさない。

アブナー学院長が壇上へ上がっても、足元には新入生のひそひそ声がまだ残っていた。

アリシアの記憶では、学院長は温厚で人当たりのいい老人だ。前世で何度か顔を合わせ、少なからず助けられたこともある。けれど、いざ「式辞」を口にした途端、その口調は世のあらゆる偉い人...

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